野毛くいだおれマップに掲載をご希望の方

野毛くいだおれマップは野毛の飲食店会員で構成される非営利団体 野毛観光振興協会が運営しています。
長らく問題のある店舗が無い事で有名であった横浜が、最近は、ボッタクリ店などが少数ではありますが、散見される様になってしまいました。(詳細後記)
桜木町野毛が安全で楽しく遊べる様に、上記の様な地図やガイドブックを無料で街頭配布しております。
野毛で飲食店を経営されている方で、掲載をご希望の方は野毛観光振興協会までご連絡下さい。

 

 

◆横浜のボッタクリの現状

2015年頃まで横浜は長らく、ボッタクリの無い街として有名でした。
厳密に言うと数年に1回程度ボッタクリ店が誕生すると直ちに横の繋がりで総スカンになり、加賀警察署、伊勢佐木警察署などが迅速に対応してくれる事から、3カ月持たず潰れていきます。
横浜には1,000店以上の飲食店あるので「横浜にはボッタクリは無い!」と言い切って問題無いレベルでした。

これは、横浜市民は皆認めると思いますが、日本の人口第1位の都市(日本一でっかい田舎)であり、長い歴史があるので、悪く言えば田舎文化(横の繋がりが非常に強い)土地柄であったから、実現出来ていたと思います。

逆に、この田舎文化が薄れてボッタクリ店がはびこる原因になっている気がします。

尚、一般的な夜のお店/飲食店を指す「横浜」の地域は、新横浜、横浜駅西口、桜木町、野毛、福富町、関内、戸塚駅周辺を言います。
今、ボッタクリの存在が常態化しているのは、福富町だけです。

しかし、北海道は薄野(すすきの)や新宿 歌舞伎町程多く無いので、そこまで心配しなくて大丈夫です。福富町に数店舗程度です。

因みに、全国のボッタクリ被害者の方は「なぜ警察はボッタクリを取り締まらないの?」と、疑問に思う人が多いと思いますが、ボッタクリを取り締まるのは難しいのです。

◆警察がボッタクリを取り締まれない理由

警察は民事不介入といって、民間人同士の諍いには力を貸さない前提(法律)があります。
「でも、ボッタクリは犯罪じゃん!」と言われると思いますが、横浜には真っ当な、伝統あるクラブが1時間10万円取るお店があります。
これを安いか、ボッタクリと考えるかは人によって異なります。
よって、基本的な前提としては警察は値段が安い、高いでの争いには介入出来ないのです。
「じゃあ警察は無力なの?」と言われるかと思いますが、そうではありません。
取り締まれないボッタクリと、検挙(取締り)出来るボッタクリがあります。
検挙出来るボッタクリは約束違反(詐欺行為)です。
入店時などに1時間3,000円と言って、利用者が何も追加オーダーをしないのに、勝手に1万円請求してきたら、警察は介入出来る様になるのです。
証拠云々の話しがありますが、ボッタクリだと思ったら、最初と話しが違うので警察を呼べとゴネル事で、ボッタクリ店はかなり高い可能性で引っ込みます。
スマホの録音系アプリなどでパイラー(客引き)とのやり取りや約束を記録しておくと世直し(警察によるボッタクリ店撲滅)に力を貸せます。
警察が介入出来ないのは、こういう約束が無い状態でボッタクられると、中々介入出来ないのです。

◆ボッタクリに会わない大原則

上記の通り、事前に金額を確認すれば良いのです。
よって、一番リスクの高い「客引きに付いていく」場合は、やはり録音とか、客引きの携帯番号などを交換する事で、かなり防衛力が高まります。
初めての店に行く時は、これまた事前に料金システムについて聞いておきます。
これで、注文もしていないのに約束外の料金発生があったら、直ちに警察を呼びます。
そして警察官の前で「最初の説明と違う!!」と言うと、ボッタクリ店の場合はかなりの確率で引っ込みます(最初の約束のお金は払う事になります)
ボッタクリ→直ちに警察に通報
これが、一番です(あとスマホアプリなどで最初の説明録音しておくとボッタクリ店撲滅に寄与出来ると思うます)

上記は被害に会う前提ですが、更に良いのは、事前に行くお店をインターネットで調べて行くのが一番です。
ボッタクリ店が2年以上、店舗経営を継続するのは不可能です。
開店1年以上で、ホームページがちゃんとあれば、それだけで9割以上ボッタクリ店ではありません。
また、その店名でボッタクリなどと合わせて検索すれば、真っ当なお店かすぐに解ります。

◆客引き(キャッチ/パイラー)の生態について

ボッタクリを説明する時に真っ先に悪の権化にされるパイラーの皆さん。
でも、この人たちを話した事がある人は解ると思いますが、とってもいい人が多く、地元に古くから立っているパイラーなどは、本当に親身に相談に乗ってくれて、値段交渉やあなたにピッタリなお店に連れて行ってくれます。
この人たちはいったい何なんだろう?と考える人も居ると思います。
大きく分けて2種類の人達が居ます。
1つはサラリーマンタイプ。
これは、大きな紹介所やグループ店舗に事実上務めたり、飼われたりしている人たちで、安定収入がある反面、インセンティブが少ないのでガツガツしておらず、のんびり会話に付き合ってくれたりします。
代わりに絶対的に自分のグループ店舗に連れて行かれます。
もう1つは、フリーエージェントタイプです。
元々自分でお店経営していたり、元従業員上がりの人が多いのですが、予め、1組連れていくと2,000円などの取り決めがあって、そのお店にお客さんを連れていくお金が貰える形を生業にしています。
パイラーの8割くらいはこのフリーエージェントタイプです。
稼ぐ人は1日5万円を超えるつわものがいる反面、ダメな人は0円です。過酷な世界ですね。家族が居て、普通の人がいっぱいいます。
夜だけバイトって人も居ますね。話すと面白い人が多いので、観光の際は横浜の夜を聞くと色々面白い話しが聞けますよ。ただ、非常に残念なのが確かに、ボッタクリ被害に会う人は、このパイラー経由の入店です・・・

◆横浜のボッタクリの現状 まとめ

2016年3月現在、横浜には確かにボッタクリは存在している。
場所は伊勢佐木町商店街周辺(福富町)に数件。
ガールズバーとスナック(実際は小さいキャバクラ)が数件です。
マッサージ店はボッタクリと言うより貴重品の盗難です。
また、マッサージ店でも少額のボッタクリ行為はありますが可愛い規模と金額なので、注意すべきは盗難です。
横浜駅西口と関内でもたまに聞きますが、人を選んでやっているのか、地元住人(当協会)でも店舗の特定が出来ません。
極論を言えば(当協会の発足理由にもなっておりますが)、当協会の様な地元密着型の非営利団体のHP見て来店頂くのが絶対的に被害に会わない、方法なのかもしれません。